自民党総裁選に寄せて
令和三年九月二九日、自民党の茶番劇が一応の決着をみました。すでに去年から桜井が指摘してきた通り、岸田文雄が新総裁に選出され、次期総理に確定しました。昨年、菅義偉が総裁に選出された際に、裏取引があったとしか思えない動きをしていた岸田でしたが、菅の後任は最初から岸田だったのでしょう。
昨年、一番最初に安倍晋三の後任総裁として手を挙げた岸田でしたが、その後、動きを見せずに二番手で手を挙げた菅が各主要派閥の領袖に協力を取り付けるのを、黙って指を咥えてみている有様は異様としか言いようがありませんでした。
何にしても、今回の総裁選で党内極左勢力のまとめ役「河野太郎」、似非保守陣営の取りまとめを行った「高市早苗」とそれぞれ存在感を示しての大団円に終わった模様です。そうなると野田聖子は何をしに出てきたのでしょうか?不思議ですね。
とまれ、消費増税を訴える岸田は今後ますます自民党の党是である「増税路線・緊縮財政」を顕著に行うことは目に見えており、だからこそ結党以来大幅な減税を主張する日本第一党とは水と油なのですが、消費者=国民は困難に直面するでしょう。とはいえ、誰が自民党総裁に座っても同じなのですが。
選挙モードが高まる中、野党各党が日本第一党の政策を次々パクリはじめています。これ自体は構わないのですが、立憲民主党は財源を示さず、れいわ新選組は意味不明のMMR理論(MMTではない)を振りかざす有様です。「超積極財政」を財源として、日本の立て直しを主張する日本第一党の役割が問われる現在ではないでしょうか?