裏金・汚職塗れの自民党新内閣の現状

石破内閣がスタートしました。すでにご承知の通り、石破茂は総裁選で野党との討論を経て、それから出来る限り早い段階での総選挙を訴えていましたが、現実は10月27日に投票日を設定するという、超異例の即日組閣・即日解散に踏み切りました。これが吉と出るか、凶と出るかは仏様のみが知ると言ったところでしょうか?何にしても、石破自身にとっても大きな賭けになる選挙になりそうです。総裁選での自身の発言を前言撤回して、いきなりの総選挙、一体何があったのでしょうか?簡潔に論考してみたいと思います。

まず、第一に石破内閣の陣容をみれば、総裁選での味方を手厚く遇していることが分かります。もちろん、これまでの内閣でも似たり寄ったりですが、それでも石破の組閣は味方だけで固めて、総裁選で敵対した勢力は徹底的に排除していることが見て取れます。この極端な内閣人事は、何よりも党内での反発を生むことは間違いが無く、石破と最終的に争った高市早苗陣営では石破に対しての怒りが充満しているような雰囲気だとか。

なぜこのような極端な組閣を編成したのかと言えば、一言で言えば石破が党内に基盤を持っていないことを意味します。もっと言えば、自分を支持しくれた政治家にポストという恩賞を与える以外に、彼らを繋ぎとめるモノが無いのが実情です。政治は義理人情の世界とも言われており、自分がトップになったからといって子飼いの部下だけを優遇するというのは難しい世界です。だからこそ、党内に基盤を持つ人間は、日ごろから子飼いの部下の面倒を陰に日向にみるものなのです。

そうして、組閣から外れた子飼いの者には「次の組閣で名前を入れるから今回は我慢してくれ」となるわけです。外された者も日ごろから面倒を見てもらっている恩義に応えるため、それを了承するということです。そして空いたポストに、敵対勢力の人物を入れて懐柔する、これが自民党のこれまでの派閥の論理での組閣作業でした。しかし、先述の通りそもそも石破には子飼いの部下と呼べる人間がほとんどいない状況です。こうなると、どうしても党内人事や組閣人事のポストで遇するほかないのが現実でしょう。

一応の言い訳として、「裏金議員は閣内に入れない」という名分を石破は掲げています。これは推薦人二十名のうち十三名が裏金(脱税)議員である高市早苗にとっては、致命的な宣言になったでしょう。高市をいち早く支持してくれた議員たちを弾くと言っているに等しいからです。そのため、週刊誌など各誌で高市の不満がリークされ、中には自民党から割って出る可能性を指摘するブンヤ(新聞記者)などもいるのです。

こうした党内事情から、石破としては前言撤回になっても、一か八かの大博打を打たなければならない羽目になっているものと思われます。はっきり言えば、党内をまとめることが出来ない状況を如実に物語っているのです。これで総選挙で敗北するようなことがあれば、党内からの責任追及は免れ得ず、極短命政権で終わる可能性もあります。しかし、逆にもし自民党が総選挙で勝てば、党内からの不満の声も押さえられ、長期政権となる可能性も残っています。

しかし、すでに組閣初日からデジタル相の平将明が、11億円の詐欺事件で逮捕された企業から献金を受けていたり、外相の岩屋毅が支那企業からの献金を受けていたなどの不祥事が取り沙汰され、非難の声が高まっています。裏金(脱税)高市に、汚職塗れの石破という構図は救いようがありません。さらに兵庫県での知事失職で、責任が厳しく問われている維新など野党もロクデナシしかいない状況で、我が国の民主政治とやらは進んでいます。

この腐り切った日本の現状を変えていく若い世代の爆発的な情熱が必要なのです。日本第一党の党首を降りて桜井誠個人となっても、その意思に変わりはありません。桜葉館を主催し、個人講演会を各地で行うなど出来得る限りの活動を続けて参ります。是非皆さんにはご支持ご支援を賜りますようお願い申し上げます。これから苦難の道を歩くであろう若年層が胸を張って日本の表舞台に立つ日を願いつつ。

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タカタ マコト