日本でパンデミックが起きる日 【初まりの日】
実は昨年11月から支那の武漢市では新型肺炎が取り沙汰されていたそうです。しかし、実際の新型肺炎のパンデミックは今年に入ってからでした。支那の情報がどこまで正しいかにもよりますが、今年に入って最初の一週間で感染拡大が起こっています。このことについて、警告を出していた支那人医療関係者もいたとのことですが、結局、その言葉は武漢市のトップには届かず、気が付いた時には爆発感染、つまりパンデミックが起きていたのです。
そして次の一週間で支那中共政府が隠し通せる規模を超え、世界各国から支那に渡航していた人たちの脱出劇画始まったというわけです。この間、もし武漢市長の馬が支那中共政府に適切に新型肺炎の流行を報告していたら、次の一週間で支那中共政府が正確なデータを提示し、各国に危険情報を出していたら、「たられば」をここで取り上げてもどうしようもないのですが、そう思わざるを得ない事態が起きているのです。
新型肺炎は、新型コロナウィルスを起因として引き起こされる感染症であり、特に既往症のある男性が重症化から死亡に至っているとのことです。初報の段階のため、不明な点もまだありますが、現時点で分かっている新型肺炎への対応は、1.免疫力を付ける 2.手洗い・うがいの徹底 3.咳エチケットの推奨 4.人ごみに近づかない といった、ほぼ風邪やインフルエンザへの対応と同じとなっています。
令和2年2月1日現在、新型肺炎の感染力は2.2(一人の感染者からどの程度の人に感染するかという数字)とされており、この数字はインフルエンザと同じ数字とのことです。しかしながら、新型肺炎はどの時点で変異したのかは不明ですが、少なくとも発生から2カ月で動物からヒトへの感染だったものが、ヒトからヒトへの感染に変異していることを忘れてはいけません。いつ何時、ウィルスが変異してパンデミックが起きるか分からないのです。
このため、各国は特効薬を作るために懸命の努力を続けています。新型肺炎には治療法(治療薬)が無く、発症した場合、対処療法でしか対応できません。しかし、豪州に続いて、日本でも「新型コロナウィルスの分離」に成功したとの報が流れました。今後、この分離ウィルスを使って、医療薬の治験などが期待されています。過度の期待は禁物ですが、一日も早く治療薬が完成することを願うばかりです。
現在、始まりはコウモリだったとも、生物兵器が武漢研究所から漏れ出したとも言われています。一つだけ言えるのは、WHOの非常事態宣言が1月末に発令されて以降、2月1日現在、イタリアに続いて米国でも非常事態が宣言されました。それだけ危険な感染症が世界に広がっているということですが、そのときに我が国政府の対応はどうなっているのでしょうか?次回は、我が国の対応を見ていこうと思います。