選挙は 人気投票でも 馬券でも ありません!

都知事選も1カ月を切り、徐々に熱を帯びてきている現在です。各所で「誰に投票するか?」などの声があちこちから聞こえてきます。多くの方が、都知事選に興味を持つことは大変結構なことです。しかしながら、勘違いをしている人たちも中にはいるようです。

選挙は人気投票ではありません。また勝ち馬投票券(馬券)を買うようなものでもありません。当たり前のことですが、これが分からない愚者が、「○○は知名度があるから○○に入れよう」「○○は勝ちそうだから○○に入れよう!」などとやっているのですから、頭の痛い限りです。

我が国で、まともな投票教育が為されなかったことに起因するとはいえ、こうした輩がネットに散見されるのは非常に残念なことです。選挙とは、自分が信じる候補者に入れるものであって、「死票」などというものはあり得ないのです。その候補者が何を語っているのか?何を話しているのか?を十二分に聞いて、未来を託せる候補者に自分の一票を投じる、これが選挙というものです。

選挙に行かないと言われている若年層が、ネットを通じて「選挙」に少しでも関心を持ち、選挙に行ってくれることは、6月18日から始まる都知事選に出馬予定の桜井としても嬉しいところではあります。現在の選挙は、老齢層の6~7割、若年層(20代~30代)の2~3割が投票行動をとる歪な選挙形態となっています。

このため、政治は常に老齢世代だけを向く政治を行い、国を支える若年層は見向きもされていないのが現実です。このままでは我が国は必ず枯死すると、昨年まで桜井は皆さんに警鐘を打ち鳴らしてきました。そして、現在の武漢肺炎蔓延により、実際に日本社会(経済)は老人優遇政策のもと、徐々に活性化を失い死滅に向かっています。

若年層の皆さんが、選挙で一票を投じることが、日本再生の第一歩です。だからこそ、皆さんが(主に若年層が利用する)ネットを通じて都知事選に興味を持ってくれることは大変有難いことですが、それと同時に、選挙の意味を改めて考えて欲しいと願うものです。もう一度、活気溢れる魅力的な日本社会を共に作りましょう!